うずまきコーラはむせむせで

エレキジュース・タカハタケの徒然雑記 
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手塚治虫 原画の秘密

9.26

今日の仕事は1しかないネタを10にする作業。元来が妄想癖の人間なので大げさにするのは得意だけど、さすがにやりすぎたらしくて書き直しになってしまった(笑)ま、MAXまでやっちゃえば、あとはそれを相手の望む形にするだけだから問題ないけど。さじ加減が難しいのです。なワケで今日もずっと家作業。

気分転換に新潮社から出た『手塚治虫 原画の秘密』を読む。こじんまりとした本ながらこれがとてもいい出来。手塚プロの森さん(知る人ぞ知る手塚研究の第一人者です)が、ていねいに作品を解説。手塚治虫がいかに漫画を作っていったかが分かる構成。漫画がどうやってできるかに興味がある人にもおすすめ。オールカラーなのもうれしい。さらっと読めるけど実は労作な一冊。
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憂鬱といえば

9.21

今年のお盆明け、エレキのオタク番長タナカに「今年のコミケって何がきてたの?」(明らかにいい加減な質問だね)と質問したら、「そりゃあハルヒだよっ」って即答された。「ハルヒって何?」って返すと「涼宮だよ」と返された。まあ、このへんでその筋の人は「うんうん」とうなづくと思うけど、わからない人に説明すると、とにかく今年のコミケは「涼宮ハルヒ」という小説を原作にしたアニメが一大勢力を担っていたらしい。そんときは、「へ〜」ってな感じだったんだけど、意識して本屋を見てみるとほとんどのアニメ雑誌の表紙が「涼宮ハルヒ」一色。ビデオ屋さんのアニメコーナーもすべて貸し出し中。どうやら本当にすごいブームらしい。会話にも普通に出てくるようになってたし。

そうなってくると、なんだか世の中に取り残されてる気になってきて、異常に「涼宮ハルヒ」っていうのがどんな内容なのか知りたくなってきた。知ってる人に聞くと「なに?SOS団に入りたいの?」とかワケわからないことを言われるし。む〜。というわけで、原作である『涼宮ハルヒの憂鬱』(谷川流/スニーカー文庫)を読んでみた。

いや、なんか普通におもしろかった。主人公である男子高校生の一人称で語られる青春ストーリー。クラスの一番目立つ女の子が超常現象に憧れていて、その娘に巻き込まれる形でSOS団という超常現象との出会い系同好会を設立。なんだかドタバタと本物の未来人や宇宙人や超能力者が現れてイヤボカーン!!! キャラクターがベタで、物語もびっくりするくらい青春してる。もっとロリで巨乳でボイ〜ン(バカにしてるわけじゃないよ!)みたいなのを想像してたけど、ほんとに爽やかな学園ものだった。そして何よりツンデレもメイドも眼鏡萌えもおまけに美少年までついてるんだから売れる要素満載だ。こういうのって嫌いじゃない。

ちなみに、僕は一人称を「コブラ」モードで読んだから、宇宙人や未来人たちはみんな寺沢武一キャラの超美女。朝比奈みくるちゃんなんかはライブメタルに記憶を移す前のレディなわけですよ!! あとはドミニクとかさ。SFチックな話だけになんか視点を変えるとおもしろいんだよね。アニメは未見なんだけど、どうなんだろう? ここまできたら見てみるしかないよね?

それにしてもヘミングウェイを読んだあとに手をしたのがスニーカー文庫ってどうなの?
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ヘミングウェイはビルフィッシュがお好き?

9.15

夜遊びの翌日でもぐっすり寝てられるのがフリーの特権〜と思っていたのに仕事関係で午前中から電話があり、むりやり起こされる。とはいっても頭は冴えていないのでぼっ〜としたまま受け答え。すいません。

この日、ようやくヘミングウェイの「老人と海」を読み終える。7月にカジキ釣りに行って以来、あのなんにもない海の上で魚を待ち続けるってどんな気持ちなんだろうと思って読んでみたんだけど、何度も繰り返し読み直す箇所が出てきたりして、いろいろ考えさせられた。1センテンスでぐっとくる言葉が多かったのが印象的。あれはやっぱりヘミングウェイ自身がビルフィッシュをやってたから書けた作品なんだろうな。カジキ釣りにいってなかったら、わからなかったかもだけど自分の頭でビジュアル化できるだけにおもしろく読めた。自分の経験値って大事だね。

午後はぼそぼそと作業をしつつ、仕事の資料を受け取りに飯田橋へ。で、夜は延期していた祖母のお見舞いのために夜行に乗ろうと上野駅まで行ったのにもう電車が出たあとだった。予定どおりの行動ができないのがぼくのダメとこだな。徒労。なんか寂しい気持ちで帰宅したら1時間もしないうちに住んでいるビルの電気工事で停電になり、真っ暗に。やっぱり電車に乗っておくべきだった〜。なんにもできないから寝る!
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姑獲鳥の夏 京極夏彦

なにを今さらだけど、京極夏彦のデビュー作「姑獲鳥の夏」を読んだ。これまでは、あの分厚い本を見るだけで「おもしろいんだろうけど気力がないなあ…」と思っていたのだけど、今夏に映画化されるということもあり、気合いを入れて読んでみた。期待どおりおもしろかったけど、あの見た目は人を試すね。

前知識では妖怪変化のたぐいが出てくる陰陽師ものなのかなあと思っていたけど、読み終わってみるとなんのことはない、しごくまっとうなミステリだった。最初の50Pは独特の世界観に入るのに大変だったけど、入ってしまえばあっという間に京極ワールドの虜。オリジナルの世界を構築できる人はすごいね。

そしてなんといっても、登場人物が魅力的。陰陽師・京極堂をはじめ、文士・関口や探偵・榎木津といったキャラクターの存在感に圧倒される。知ってる人には今さら何を?ってなことだろうけど、はじめて読むぼくにとっては、続編で彼らに会えるかと思うとワクワクする。

それにしても物語を進める役である関口の軸がずっとぶれているのは新鮮だった。普通は彼に感情移入をするのに、肝心の関口が一番、不安定ときているのだから、なんとも読者としてはたまらない。彼の精神不安定な独白がツボだったなあ。

さて、次はやっぱり「魍魎」を読むのがいいのでしょうか?

うぶめ
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チョコレート工場の秘密 作・ロアルド・ダール 訳/田村隆一

日本公開はいつになるかわからないけど、ティム・バートン監督の最新作は「チャーリーとチョコレート工場」。そう、ロアルド・ダールの児童小説があのティム・バートン監督の手で実写化されるのです。ダールといえば「ジャイアントピーチ」の原作「おばけ桃の冒険」の作者。これはもう楽しみにするしかないでしょう。というわけで原作を入手。

これがホントに楽しかった。貧乏な大家族に暮らす少年チャーリーが、世界で5人にしか当たらないチョコレート工場への招待状をを手に入れ、工場長のワンカさんの案内で謎に包まれたチョコレート工場で世にも奇妙な体験をする。

ま、「ビッグ・フィッシュ」でいくら大人になったとはいえ、やはりティム・バートンはキテレツな世界がお好き。この「チョコレート工場」はまさにティム・バートンワールドにピッタリ。かわいいけど、実はおどろおどろしい要素が盛りだくさんというのも「ナイトメアー」や「スリーピーホロウ」的。世界一のお菓子工場をいったいどんな風に映像にしてくれるのか楽しみにしていよう。

ところで、ぼくはあくまでも映画の予習としてこの本を読んだけど、小さいころに普通に読んでいたらどんな感想を持っただろう? 自分がもし大好きなチョコレートを作っている工場へ招待されたら?なんてすごいドキドキするに違いない。さしずめぼくだったら「トキワ荘」への招待状が欲しかったかな。

チョコ工場
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ニッポニアニッポン 阿部和重 新潮社

長時間の移動があったので気になっていた阿部和重を読んでみた。読むのが遅いぼくにしてはあっという間に読め、ほどよく作品世界に浸ることができたので満足。引きこもりの17歳の少年が、「いろいろ自分が不遇なのは世間が悪いんじゃー」と思い込み、なぜか国際保護鳥のトキを殺しにいくというストーリー。もちろん、そんな単純なだけのうわついた話ではないし、いろいろ伏線もあるんだけど、なんというかドラマ的にはそれだけ。シンプルなだけに、主人公の行動ひとつひとつに想像を膨らますことができるのがいい。唐突に出てくる新しい登場人物や、時間軸の構成も独特のリズムで不思議な感じだし、全体を支配する愚かな感じがクセになりそう。チャンスがあれば、また違う作品も読んでみようかと思う。
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トカジノフ 戸梶圭太

■激安人間がたっくさん!

戸梶作品3作目。今回は短編。何作か読んでわかってきたのは、この人にとっては短編も長編も関係ないということ。ひたすら自分が書いてて楽しく、読者がそれを読んで喜んでくれればいいという感じ。エンターテイメントであるという点も含めて、きっとパンクな作者なんだろうなあ。

8編の短編からなるこの作品は、おもしろいのもあるし、最初のプロットからまったく違ったものになったのもあるしで、ま、相変わらずのめちゃくちゃ小説。ただ、キャラクターの造形と設定という点ではやっぱりすごい。戸梶原作がよくマンガ化されるのも納得だ。

お気に入りは、オタクのボンボンがオヤジ警官を脅して、自作のAV作りに協力させる「交番トライアングル」と、シャブ中の有効活用(なんだそりゃ)を提案する「Jの利用法」。両方とも真面目に考えると、決して正しい結末ではないのに、主人公たちが開き直っているせいもあってすがすがしく終わっているのがいい。よくもこんなアホな設定考えるようなあと読みながら笑ってしまった。頭のなかはどうなっているんだろうなー。

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天才パイレーツ 戸梶圭太

■ピーな人たちと旅に出よう

戸梶圭太2作目。朝日新聞社から出ていたので、野球を題材にした作品かと思って買ったら、全然違う内容でびっくりした。パイレーツはパイレーツでも球団じゃなくて海賊のほうなのね。どうも「すすめ!パイレーツ」のイメージが強くて、野球だと勘違いしてた。はは。

社会不適合者たち(だけど、特殊な才能を持つ天才)の船上研修中に起こる奇想天外な出来事。それぞれの天才たちの家族背景やキャラクター、船上スタッフの説明をしつこく描写する前半から、いきなりゾンビと戦うめちゃくちゃな展開へ。いってみれば小説版の「フロム・ダスク・ティルドーン」。一応、天才たちが活躍したりすることはするけど、途中からそんなことはどうでもよくなり、ひたすら暴走するのみ。続編があるのか、はたまたこれで終わりなのかはわからないけど、せっかくいい味を出している登場人物がいるだけに、もうちょっとちゃんと「天才」たちの活躍を読みたかったかも。おもしろかった? と聞かれたら「う〜ん」と答えるけど、決してキライな話じゃない。朝日新聞社から出版されているというのも含めて作者のパンクな意図が感じられる作品。

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ご近所探偵TOMOE3 戸梶圭太

■シリーズものは完結編から読んじゃいけない

戸梶圭太の小説がおもしろいと友人のブログ「HJIMEさんの秘密基地」で紹介されていたのでとりあえず一番メジャーな作品を読んでみたんだけど、どうなの? ぶっ飛び過ぎてない? アイドルくずれのともえと小説家の旦那の身の回りで起こる珍騒動の完結編。ばばあスパイとじじい刑事の追いかけっこを延々とやってるんだけど、正直ともえたちは別にいなくてもよかったような……。映像化もされている人気シリーズだから鉄板のおもしろさかと思ったけど、非常に軽いノリのお気楽小説でした。殺伐としている内容の割には、のほほんとした読後感が微妙だね。いきなり完結編を読んじゃダメだったかな〜。

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Aの人生

藤子不二雄A先生の「Aの人生」を読みました。
富山県出身の僕にとって藤子不二雄先生は特別な存在。
めちゃくちゃ影響を受けているのです。
内容はA先生の人柄そのままのエッセイ。
お酒、ゴルフ、遊びを飄々と楽しむさまがカッコイイ。
F先生やトキワ荘の仲間のこと、芸能人や文化人との交流など、
A先生らしいエピソードがたくさん。

ずっと児童マンガを描きつづけたF先生と、
年を重ねると共に大人マンガというジャンルを開拓していったA先生。
どちらも、普通のマンガ家さんにできることではありません。
今となってはふたりでひとりだったことも知らない人がいると思うけど、
改めてすごいコンビだったんだなあと実感。
憧れの先生です。


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