うずまきコーラはむせむせで

エレキジュース・タカハタケの徒然雑記 
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コミックチャージ 創刊号

角川書店が青年漫画雑誌を新創刊。なんといっても付録がゴーカ。角川映画93作品の予告編が180分も入っているDVDつきというんだから買うきゃないでしょう。つうか創刊号を買った人ってほとんどこの付録が目当てなんじゃないだろうか。

『犬神家の一族』からはじまって、『戦国自衛隊』、『ねらわれた学園』、『セーラー服と機関銃』、『時をかける少女』、『幻魔大戦』、『里見八犬伝』などなど。角川映画30年の歴史が予告編で彩られる。名作もあれば、こんなのあったけ?みたいな作品もあり、見応えたっぷり。

トヤマから遊びにきていたふるむらと一緒に観たんだけど、さすが同学年(71年生まれ)だけあって観ている作品のツボが一緒でうれしい。『犬神家』や『蘇る金狼』はちょっとお兄さん世代だけど、角川3姉妹から『7日間戦争』くらいまではゴールデンラインナップ。個人的には『キャバレー』とか『カムイの剣』が懐かしかったなあ。あと追っかけまでやった『幕末純情伝』も忘れがたし。世代が違うみんなでワイワイしながら観ると盛り上がりそう。90年代以降なんてアニメとホラーなかりで全然ピンとこないけど、若い世代と観たら感想も違うんだろうな。こういう企画ものは大歓迎。

で、かんじんの『チャージ』の本誌のほうだけど表紙がいまいちだったからそれだけで読む気力を失う。だけど、中身をちゃんと読んでみるとこれがなかなか読ませるしろものでちょっと安心。期待していた『コミックBINGO』がハズレだったせいもあるけど、ある程度のレベルの作品が揃っていて読み応えあり。雰囲気的には『スペリオール』に近いかな。でも、ほりのぶゆきのギャグや、「平成の歩き方」が載っていたりと、90年代初頭の『スピリッツ』の匂いもちょっとだけするかも。まあ、対象はビジネスマン向けってことらしいし、どこまでサラリーマンを味方に付けられるかだだろうな。

ただ、物足りないのは表紙の薄さからも伝わる通り、青年漫画らしいギラギラしたキャラクターや、時代の殻を突き破るような斬新な作品がないところ。やっぱり『バガボンド』や『20世紀少年』のような雑誌を牽引するような作品がないと次も読もうっていう気にはならないんだよなあ。まだ創刊号だからしようがないけど化ける作品が出てきて欲しいところ。

具体的な作品では、『アルカイックスマイル』(貞本義行・たかはまこ)がよかった。『エヴァンゲリオン』でお馴染みの作家さんだけど、意外と普通のサラリーマンものもいける。ちょっと変わった趣味を持つサラリーマンと、アスカ的なキャラクターのOLコンビというバランスがいい。今回は読み切りだったけど、シリーズ化を希望。あとは若林建次さんの『うちのネコが訴えられました』、『エース』から引っ越ししてきた『黒鷺死体宅配便』、田中圭一のサラリーマン時代の回想漫画、本庄敬の『ASAHIYAMA-旭山動物園物語-』あたりもいい。

とりあえず次号も買ってみるけど、どうなるんでしょうね。
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コミックGUMBOについて

わざわざ新宿まで出かけたにも関わらずお目当ての「蟲師」の試写に入れなかったので、なんか代わりになるような楽しいことはないかと考えたのだけど、なんにも浮かばないので帰宅することに。さすがに2日続けて目的を果たせないとガックリくるなぁ。もっと早くに会場に着けばいいことなんだけど、ちょっと大友克洋作品ナメすぎてました。はは。

んで、とぼとぼ帰る途中で貰ったのが話題の雑誌『コミックGUMBO』。いわゆるフリーペーパーというやつで、『R25』とか『bounce』とか『ホットペッパー』みたいなもの。ただ、この『コミックGUMBO』が目新しいのは内容がれっきとした漫画雑誌だということ。簡単にいえば無料の漫画雑誌。以前にもパチンコ屋で配布されたものがあったけど、今回は都内の主要ターミナル駅にて大々的に手渡しているので、より多くの人に読まれるけっこう大がかりなプロジェクト。公称10万部というから相当なもんでしょう。

で、読んでみた感想なんだけど、正直なところ「つまんない」。本格的な作りなんだけど、インパクトが弱いんだよな。創刊号には江川達也が載ってたみたいだけど、第2号にはいないし、巻頭カラーが林家木久蔵師匠原作の人情ものじゃあ、ちょっとパンチが弱すぎる。『がばいばあちゃん』や『三丁目の夕日』とかが流行ってるから、ノスタルジック系はいいと思うんだけど、いきなりの巻頭カラーは荷が重すぎないか?

他にはしりあがり寿、日高トモキチ、黒岩よしひろ、小野広重、板橋しゅうほう、村上もとか、武喜仁といったメンツが連載。ちなみに村上もとかさんのは再録。

そんななかで目をひくのは原作・上野毛あさみ・作画・黒岩よしひろの「ステージガールズ」。お笑い志望の女の子ふたりが、なんらかの事情によって解散。今は別々の道を歩くもお互いのことが気になって…という展開。なんか漫画界でも「お笑いブーム」みたいなのがきてるし、これはいいんじゃないかと思う。

それにしても、フリーペーパーで漫画雑誌って大丈夫なのかなあ。個人的にはおもしろい試みだと思うから成功して欲しいけど、ちょっと内容が弱い気がする。フリーペーパーである以上、広告で賄ってるんだろうけど、どこで採算をとるかが問題だよね。今、漫画業界は雑誌が売れなくて単行本で帳尻を合わせているというけど、これも単行本で元を取ろうと思ってるんならちょっと見通しが甘いような。花火あげただけでは終わってしまうと、あとが続かないのでなんとかテコ入れして欲しい。ま、いっそのことノウハウを持った出版社が、雑誌は単行本を売るための宣伝だと割り切ってフリーペーパー界に乗り出したらおもしろいとはおもうけどね。新人が育ったり、思わぬヒット作が生まれたりするかもしんない。

ちなみに今年の漫画界はいろいろ激しく動きそう。噂のヨシモトや角川が出す青年雑誌。ネットのほうでも活発な動きがありそうだし、漫画ファンは忙しいかも。でも、どれをチョイスしていいかがますますわかりづらくなるよなあ。ま、読者としてはおもしろいものが読めればそれでいいんですが。

GUMBO
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YOUNG YOUまでも

時期がずれたのでスルーしようと思ったけど、やっぱり書き留めておこう。最近の漫画界、縮小再編成多くない?売れなくて出版社も大変だろうけど、雑誌を休刊していくのはどうかと思うよ。しかも弱小出版社ならいざ知らず、大手の出版社がそういう方向性だと寂しくなっちゃうヨ。

集英社の20年選手「YOUNG YOU」がこの前、休刊になったんだけど、「YOUNG YOU」は決してつまらない雑誌ではなかったと思う。「ハチミツとクローバー」も載ってたし、作家陣も岩館真理子さんに棒野なな恵さん、石井まゆみさんと柱もしっかりしていた。派手ではなかったけど、充実のラインナップだったけどなあ……。

今後は「コーラス」と「YOU」に連載陣は移籍するようだけど、どうなんだろうね。去年休刊になった「アッパーズ」の散らばった作品たちが、決して引っ越し先のカンフル剤になっていなさそうなのを思うと、縮小再編成は決して成功したとはいえないと思うんだけどなあ。愛読していた雑誌がなくなるのってすごく悲しい。しかもそれが長寿雑誌ならなおさら。寿命っていう説もわかるけど、読者としてはさみしいよね。

you
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アクション復刊1周年おめでとう

「アクション」が復刊1周年を迎えた。休刊したときはすごく残念だったけど、1度休んだことで体制を立て直し、よくぞ‘ほぼ復刊前の状態かそれ以上’に戻したと思う。これが本当の「休刊」だよ、エライ。

復刊後は「めぐみ」「カリスマ」「17歳。」といった作品が看板として「新アクション」を引っぱり(ちょっと物足りない部分もあるけど)、社会派マンガ雑誌としての位置を確保した。社会とリンクするというのもマンガの一面なので、いい方向性だと思う。

ちなみにぼくのお気に入りは「コドモのコドモ」(さそうあきら)と「モリのアサガオ」(郷田マモラ)。両作品とも実力のある作家さんの新作だけど、どちらも先が読めないおもしろさがあって見事。小学生が出産するという設定の「コドモのコドモ」は、よく考えると本当にありそうだし、発想の奇抜さだけでなく、周りの人間関係もじっくり描いているのがいい。「モリのアサガオ」も、死刑反対というメッセージを徐々に芽生えさせていく点がさすが。

今週号からは「勇午」の赤名修と「新感線」の中島かずきがタッグを組んだ「闇鍵師」がはじまったりと、これからも攻撃的になっていく感じ。この勢いで「東京家族」(山崎さやか)とか連載再開しないかなー。なにげに休刊前もいい作品が揃ってたんだよね。そういえばこうの史代さんの「夕凪の街」も、元は「アクション」に掲載されたわけだし。とにかく1周年を迎えて「アクション」のこれからに期待です。
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アッパーズ最終号

■アッパーズよ!ありがとう

「アッパーズ」が今号をもって休刊してしまった。知っていたこととはいえ、やはり寂しい。正直、「ヤンマガ」や「週刊マガジン」よりもおもしろかったのに残念。ただ、休刊が発表されてからの数カ月はホントになくなっちゃうの? と疑うくらい派手だった。新連載はどんどんはじまるし、看板作品はかってないほど盛り上がっていくしで、燃え尽きる前のろうそく? って感じだった。きっと終わることが決まって編集部がやりたいことやっちゃったんだろうな。

そんなわけで最終号は表紙からしてバカ。読者の人ならわかると思うけど、柳沢きみお先生の「大市民」でやってる池上タッチを、本家本元の池上僚一先生が書き下ろし。他にも連載作家が別の作品を描くなどの遊び企画満載。風間やんわりが描く「餓狼伝」や「妹選手権」的「R-16」なんてサイコー。こういうノリで最後を華々しく終わるっていうのはいいね! ちなみに本編のいくつかの作品は「ヤンマガ」や他誌に移籍とのこと。個人的には「シュガー」が続いてくれそうなのがうれしい。

「アッパーズ」は決して売れていたわけではなかったけど、すごく印象深い作品を提供してきた雑誌だったと思う。巻末に載っていた「RED」の村枝賢一先生のコメントがすべてを言い当てているだろう。「読者よ!編集よ!漫画家よ!また必ず会おう!アッパーズ魂の待つ所で!!」くっ〜、また会わせてください。ありがとうアッパーズ。

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絶対恐怖 shock

「絶対恐怖 shock」10月増刊号 笠倉出版 

久々にいわゆる恐怖マンガ雑誌を買ってみた。
女の子コーナにあるいわゆる「まくら本」ってやつ。
ぼくはホラーマンガが大好きなので、一時期かなり買い漁っていたけど、最近はベテランも新人も元気がなくて、「ネムキ」くらいしかチェックしなくなってしまった。残念だけどホラーマンガは停滞している。

そんななかで手に取った、この「絶対恐怖」は看板作品もビッグ作家もいないながら、とにかく「怖がらせよう」という意志が伝わって好感がもてた。最近はコンビニの規制や社会的な事件などの配慮もあって、残酷描写ひとつ描くのも難しいと思うけどよくぞやってるなと思う。

目についたのは、呪みちる「噛む人魂」。呪作品としてはソフトな話だけど、雰囲気のある絵はやっぱり好き。あと西川淳「スパイスガール」は相変わらずホラーエンターテイメントしていて気持ちがいい。お得意のギャグパターンで、ぼくは好きだけど、ホラーじゃないよな〜。いい加減メジャー誌で描けばいいのに。意外によかったのは稲垣みさお「カトリ様の息」。蚊が大量発生する村に預けられることになった姉弟が村の秘密を知ってしまうというもので、ちゃんとホラーしてて恐かった。

久々にこの手のマンガを読むとすごく疲れる。なんで少女マンガってやたらと分厚いんだろう。

●お勧め作品
「噛む人魂」 呪みちる
「スパイスガール」 西川淳
「カトリ様の息」 稲垣みさお
「矯正下着」 奥田りょう
「漆黒の救世主」 桜井そうし





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ビッグコミックスピリッツ カジュアル

「ビッグコミックスピリッツ カジュアル」 9/16号

スピリッツの増刊号が男女共用ハイブリッドマガジンとして新装刊。
中途半端に女性対応にしているせいかヌケが悪い作品も多いけど、ひと昔前の「スピリッツ」を思い出させてくれる面子が揃っていて読みやすい。
久々の本格的ホラーを描いてくれてる伊藤潤二、「ピアノの森」をほったらかして新作に挑戦している一色まこと、「8」の続編で登場の上条淳士となかなかのラインナップ。

伊藤潤二と一色まことは別格として、個人的に推したいのは「SAMURAI ATTACKI!」の佐藤宏之。「気分はグルーピー」時代からの佐藤ファンとしては、コンスタントに作品が読めるだけでも幸せ。雑誌がなくならないことを祈ろう。最近の佐藤作品はどれも中途半端で終わってるから、今回こそうまく完結させて欲しいなあ。

●お勧め作品
「地獄星レミナ」 伊藤潤二
「SAMURAI ATTACKI!」」 佐藤宏之
「いつも一緒」 一色まこと
「漫画家超残酷物語」 唐沢なをき

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ビッグコミック1 10/1号

「ビッグコミック1」 10/1号 小学館

「ビッグ」ブランドの時代劇雑誌。
さいとうたかをの「怨み葵」を軸に、北見けんいち、高井研一郎といったベテラン作家が脇を固める。さいとうたかを先生こそ、さすがの貫禄を見せつけてくれるけど、あとはノスタルジックで庶民的なものが多い印象。剣豪やサムライの生き様っていうのを期待したんだけどなあ。

ただ、「神様の伴走者」という手塚治虫の編集者にスポットを当てた取材記事はすごく興味深かった。元「週刊マガジン」の宮原照夫氏にいろいろ聞いているのだけど、当時の「サンデー」と「マガジン」の確執や、「三つ目が通る」の連載から全集発刊に関してのくだりなど手塚先生の後期しか知らないぼくにとっては新鮮な発見だった。連載陣のなかで一番おもしろかったかも。

●お勧め作品
「怨み葵」 さいとうたかを
「約束の日」 勝川克志
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斬鬼 10月号

「斬鬼」 10月号 少年画報社

「む、無念じゃ〜!」との声が聞こえてきそうな「斬鬼」休刊号。
時代劇マンガを「乱」と共に切り開いてきたパイオニア雑誌がいきなりの休刊とはさみしすぎる。看板作品の「御用牙」を筆頭に、みなもと太郎のエッセイマンガ、手塚賞新生賞受賞のもりもと崇、そのほかにも「まぶちの右近」のひらまつつとむ、荒木俊明の「新選組凄春記」と、けっこう粒ぞろいの作家が揃っていただけに本当に残念。今号に載っていた、ふくしま政美の「ケミストリー」はあれでおしまいなのだろうか? う〜ん。

一時期の時代劇雑誌の乱立が自然淘汰されて、ようやく力のある雑誌だけが残ったと思っていたのに、老舗である「斬鬼」がなくなるのには合点がいかない。それだけ業界が厳しいのか? 流通的に時代劇ものが受けいれられないのか? なんにせよマンガ界はここにきて狭くなっているように思う。

とにかく「斬鬼」の一日も早い復刊を願おう。

●お勧め作品
「難波鉦異本」 もりもと崇
「新選組凄春記」 荒木俊明
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